色即是空!

いろはに

ゴブリン広場

 

模索の日々

vs ゴブリン
御一行様
♪

はじめに

「ふむぅ、対多戦は奥が深いね」

 がぶり、とクゥはリンゴにかぶりつきました。

 

「ワンコンボキルの火力で圧倒するか」

「範囲攻撃で数の不利を解消するか」

「機動力で分断し、各個撃破を狙うか」

「どれも必要になるね」

 シャクシャクとリンゴをかみしめます。

 

「まずは練習から」

「ゴブリン行ってみよぉ」

 芯だけになったリンゴを、ぽいっと投げ捨てました。

 

ルール

 いつものことですが、クゥの特殊な信条を記します。

 

1.召喚は使わない

2.戦闘時のInvは極力避ける

3.バード技能は使わない

4.徒歩でやってみる

 

 今回はミニ沸きということで特攻本許可ですが、

「相変わらず、むちゃなルールだよ」

 

作戦

「相手は大群だし」

「安全地帯を作りつつ、引き打ちして一体ずつ仕留めよう」

 といういつもの決まり文句を唱えます。

 

 今回とった戦術はこのような感じです。

1.ペインで速度差をつけ、引き打ちして各個撃破

2.円を描くように機動し、大きく動かない

3.序盤は遠距離攻撃がないのでCL打ち放題

4.最終沸きはLT連打でしのぐ

 

「適当だなぁ」

 クゥは不安の中、アビスへ足を踏み入れました。

 

戦闘ダイジェスト

いつもながらの戦闘ダイジェストです。









 

夕焼け小焼け

「今日わかったこと!」

「ゴブリンはゴブリン」

 魔法でリンゴを取り出すと、クゥはかじりました。

 

「正直、アイスのほうが大変」

「あ、夕焼け」

 空を見上げると、赤い光があたりを照らしていました。

 

 「カラスが鳴くからかーえろ」

 リンゴをかじりながら、クゥは家路につきました。


* おしまい *

 
にゃん