にんにん!

いろはに

DOOM道中記

 

破滅の迷宮

vs DOOMボス
御一行様
♪

物足りない日々

「はぁ」

 いろははため息をつきました。

 そして贅沢なことをつぶやきます。

「金閣下、物足りない・・・・・・」


 そういえば、いろはは思いだします。

「夢見が白帽子ほしがってたっけ」

「いっちょ出しに行こうかな」


「DOOM行こう!」

「強敵いっぱい、お宝たくさん☆」

「ちょうど夢見が集めた骨があるし、問題ない」


「ゴーゴーっ♪」

 いろははさっそうとダンジョンDOOMへ足を運んだのでした。

 

骨閣下の召喚

「まずは雑魚処理」


 写真を撮り忘れましたが、いろはは死ぬ気でパッチワークスケルトン君たちを移動させました。

 途中、大トレインを起こし混乱POTの存在を忘れていたら死んでいたでしょう。思うに、


「骨閣下よりめんどい!」

「ささ、雑魚も駆除したし、本命へアタックだ」

 いろはは地縛霊に骨を渡したのでした。

 そして、激戦が幕を開きました。

 

骨閣下戦

「きたな、骨閣下!」

 いろははいきりたつと名誉エネワンをとり、斬りかかりました。

 剣と剣が激しくぶつかり合います。


「隙あり!」

 いろはの剣が骨閣下の胸、奥深くに突き刺さりました。

「やったね♪」

「骨閣下って、こんなものだっけ?」

 いろはは金どくろをくるくると放り投げ、お手玉にして遊びます。


「いい修行になったし、次は・・・・・・」

「対岸、行ってみようかな」


 そこに、強敵とお宝のにおいを、いろはは感じていました。

 

渡し守

 いろはが川辺にあるベルを鳴らすと渡しが現れました。無言で金色のどくろを渡します。

「いいだろう、いろは。お前を向こう岸に渡してやろう」

 そして、いろははDOOM対岸へと足を踏み入れたのでした。

 対岸には、人っ子一人いませんでした。

「なんだか不気味な感じがするね」

「私一人でやることになったかな」

 いろはは、剣の柄を握りなおしました。

 

作戦

 いろはは考えます。

「DOOMは特殊」

「こちらの数が多いほど、ボスの数も増える」

「そしてなぜか、」

 分身も頭数に入ります。


「ゆえに」

 いろはは分身を封印した次の作戦を練りました。


作戦名「ノン分身」

0.沼ドラを活用する

1.名誉エネワンをとる

2.常時コンセク

3.常時フェイント

4.スタミナが減ったらディバイン


「なんだか白豚みたい」

 いろははDOOM対岸を駆けました。

 

初戦

 いろははナメクジボスの元へ訪れました。作戦は、

 上記と同じなので省略します。


「うー、ゾクゾクするぅ」

 いろはは武者震いだちます。そして、

 あっさり倒しました。

 しかしそこはDOOM対岸第一のボスです。この奥に第二第三のボスが待ち構えています。


 さて、どうなることでしょうか。

 

DOOMのボスたち

「いまさらだけど」


 いろはは述べます。

「DOOM対岸は5体いる中ボスすべてを倒さないとラスボス、パパに挑めない」


「先は長いね」


 第一のボスを伏せ、いろははDOOM対岸を走りました。

 

第二のボス

 第二のボス、通称ゴキブリです。

「このボスは」


 落馬攻撃をしてくるいやーな相手です。が、

「どうせ普段は徒歩だし」

「となると怖いのが」


 パラライズと高速移動くらいです。魔法が飛んでこない以上、忍者とは好相性だと思われます。


 さて、どうなることでしょう。

 

ゴキとの決戦

 作戦はいつもと同じなので省略します。


「名誉エネワン!」

「常時コンセクふぁいんとだぁ」


「やったね」

「ゴッキー撃破」

 正直なところ、まったく苦戦する要素がありませんでした。

「次のボスは・・・・・・」


 いろははゴキのかばねに一礼をすると、次の戦いへ赴きました。

 

カマキリとの決戦

 カマキリに向けて、作戦はいつものあれです。


「ひゃっほい」

「カマキリ撃破!」

 さすがはDOOM最弱のボスといわれています。楽勝でした。


「次は影騎士さまだ。がんばるぞぉ」


 お金だけ頂戴すると、いろはは次の戦場へ駆け参じました。

 

影騎士

「この部屋には誰もいない」

「気味が悪いな」

 不意に、違和感を感じとりいろははのけぞります。

 剣が突如として振り下ろされました。


「不意打ち!」

「現れたね、影騎士!!」


 あとはいつも通りの対応をとります。

「楽勝!」

 いろはは次のボスへとコマを進めました。

 

悪魔たこ

「これが、最後の中ボスだね」

 いろはは剣を強く握ると、名誉ある戦いを挑みました。

 が、


「ええー、なんで2体いるの!?」

 とっさに、三日月刀を引き抜きます。

 そして、WWAの嵐を見舞いました。


「なんとか一匹倒した」

「!!」

「ブラッドオース!!!!」

 いろははとっさに離脱し、魔法のリンゴを食します。

「負けるものか」

 呪いを解くと、再度斬りかかります。

 そして、


「やったぁ」

 タコボスを切伏せること唯成功しました。

「次が」

 パパです。

「これからが本番だね」


 いろはは、エネミーオブワンを唱えました。

 

パパとダンジョン

 DOOMは大昔からあるダンジョンです。

 ゆえに、攻略法もかなり確立されています。

「パパをけん引して、例の通路へ引っ張ろう」

 自ら袋小路に入り込み、いろははパパとのタイマンを挑みました。


「名誉エネワン」

「スタミナ減ったらディバイン」

「レブナントが来たらディスペルイビル」

「オースにはリンゴ!」


 ほかにすることはありません。

 長い戦いの末、パパは倒れました。

「あ」

「アーティファクトゲットだよ!」

 

戦い暮れて

「やっと念願の」

 DOOMソロ攻略に成功しました。


「次はどうしようかな」

 いろははDOOMから立ち去ると、

 次の冒険へ胸を馳せました。


* おしまい *

 
にゃん