にんにん!

いろはに

はじめての酸ボス戦

 

棒使い、いろは

vs 酸ダンジョン
の主
♪

はじめに

「最近の口癖だけど」

 いろはは語ります。いえ、吐息を吐きました。

「はぁぁ、お金がないんだ」

 

「特攻武器に、装備品」

「ステスク代に、パワスク代」

「おニューのアクセに、タリスマン」

 

「なんで、いつも、夢見が使って」

「私の小遣い、なくなるの!!」

 

「うああああっ」

 いろはは棒を振り回すと、一路酸ダンジョンへ向かいました。

 

「ないなら稼ぐしかない」

 そう思ったのでしょう。

 

酸ボスのカギ

「にへへ」

「夢見も気が利くじゃない」

 

 夢見が集めた酸ボスのカギ一式を、いろはは自宅のセキュアから取り出しました。

「腐る前に使わないとね」

 

「さあ、行くよ」

 目指すは酸ボスのみです。

 

作戦

「月並みだけど」

 いろはは酸ボス対策を練ります。

 

1.雑魚処理

 ボス部屋へ入る前に自己名誉を使う。

 安全期間中に雑魚を一匹ずつ倒す。

 

2.ボス戦

 白と青POTは切らさないで飲む。

 名誉とエネワンをとる。

 常時徒歩で、分身を常時2体まで出す。(範囲毒対策)

 範囲毒が入ったら、分身を2体まで出す。

 メイスで殴りつつコンセクと赤POTは絶やさない。

 

「さて、どうなるかな」

 いろはは、酸の海を渡りました。

 

戦いの行方

「結果から行くと」

「倒せたけど負けた」

 いろはは酸ボスを倒しはしたものの、自己蘇生を3回も使用しました。これは我が家ルールですと、

 

「負けだよ」

 

「スクリーンショットもあんまり取れなかったし、悔しいなぁ」

「対策立てて、いつかは再戦!」

「次こそノーデスで倒すよ!!」

 

家に帰って

「ただいま」

 家に帰ったいろはは、庭のベンチに腰掛けました。

 

 気が付けば、

「うとうと・・・・・・」

 春の陽気が、いろはを眠りのふちへといざないました。


 いろはは、どんな夢を見ているのでしょうか。


* おしまい *

 
にゃん