ことのはじめ
とある春の昼下がり。
たしか、2012年4月15日のことだったと記憶しています。
夢見は恍惚としていました。
「そこで一句」
「はずれ馬券、当たれ当たらぬ、回避力」
「・・・・・・駄作だ」
ヘイブンのカフェテラスで夢見は川柳を読んでいると、見知った顔に気が付きました。
「フィーちゃん!」
「あはは、夢ひさしぶり」
夢見は最近多忙でなかなか会えなかったギルミスのフィーちゃんと会話が弾みました。
フィーちゃんが述べました。
「古代パラゴンいこう、タイマン」
「え」
夢見の顔が蒼くなりました。夢見はおうむ返しに聞きます。
「古代パラゴン?」
「そう、古代パラゴン。ここからだとどう行くのが一番近いんだろう」
こうしてフィーちゃんを先頭にし、うしさんのサポートをあてにしながら夢見たちはイルシェナーの奥地「ドラゴンエッグ」へと向かうのでした。
「どうなるのかなぁ」